参加リポート/現場から

ありもしない限界点を作っていたのではないか

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関 浩一 楠本化成・東京販売部・部長 〔第487回/2015年6月会期参加〕  NO.663

 私は社歴29年、業績順調、部下との関係も良好で、今さら何を学ぶ必要があるのかと思いながら組革研に参加しました。
 初日に何をするのか指示もありません。訳がわからないまま上期「S-20」がスタート。戻ると休む間もなく、「下期に向けての仕事が開始された」と言われました。直後に「『S-20』はどうできているか」について「わからないこと」を書き出す課題が出されましたが、チームの必達目標は3,000件です。『走り回った後だし、初日だから達成しなくても0時には終わらせるのだろう』という甘い予測はあっさりと覆され、むしろ自分が立てた目標の達成を迫られます。1件を書き出すのに5分も費やし、筆は止まったまま。絶望感さえ覚える中、さらに残業が決まりました。しかしふとしたことで、わかっているつもりになっていた自分に気づいた後は「わからないこと」が次つぎと浮かび、一気に書き上げると、個人目標を大幅に上回ることができたのです。無我夢中でやり遂げた後、ありもしない限界点を職場でも自ら作り、勝手な線引きをしていたのではないかと気づきました。
 参加まえは、良い管理職であり、良い上司だと自分を評価していました。私の指導によって、最も効率よく部下に結果を出させられるとも思っていました。しかしそれは間違いでした。彼らを温室に入れて風雨に当たらせず、一方的に指示を与え、リーダーの私が思ったレベルに達すると、彼らの花が咲いたと喜んでいたのです。困難な仕事に部下が挑戦するチャンスを奪い、リーダーの自己満足で終わっていただけでした。
 困難は自ら解決すれば喜びに結びつくことを、今回自ら体験できました。すぐさま自らを変えることは難しいとは思いますが、安易な限界点を私が設けず、課題に、部下に、正面から向き合っていきたいと思っています。

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