「リーダー参加」で突き付けられた自分の姿

「いいな」と思われたら押してください。

　職場での私は、上長として満点ではないにしてもそこそこ合格点に達していると自負していました。必要以上に指示はしないし、指示をしてもその内容は完璧だとさえ思っていたのです。しかし、組革研５月会期の「リーダー参加」でその自信は脆くも砕かれてしまいました。
　メンバー到着後、すぐ仕事に取りかかれるよう事務局から配られた文具一式をメンバーに見せながら、中味を一つひとつ説明していると、ブロックリーダーから「いい加減にしろ！」とすぐに止めさせられました。また、下期「Ｓ－２０」へ向けてブロックミーティングが開かれた後、たった今聞いた内容をメンバーに説明したにもかかわらず、私が示したすすめかたはブロック方針から全く外れ、またもや「何をやらせているんだ!!」と一喝されてしまったのです。俯きながら後戻り作業をはじめたメンバーの顔がしばらく頭から離れませんでした。
　”組革研を一度体験しているだけで得意げに話す自分””わかってもいないのに偉そうに指示する自分”が露呈してしまいました。また、ブロックで決めた方針とは違ったやりかたでメンバーがすすめていてもそのまま許してしまうなど、正面からメンバーにぶつかれず、やらせ切ることができないことも顕わになったのです。
　これが今の自分の姿だ、職場でもこうやって部下に接してきたに違いないと気づかされ、衝撃を受けました。私の参加まえの自信が崩れてしまった瞬間でした。
　確かに恥ずかしく苦い経験をしましたが、今、気づかせていただけたことをとても感謝しています。そしてこの「リーダー参加」をきっかけに、職場で必ず自分が変わってみせる、と心に誓っています。