キャンパスリーダーの独り事

問題を〝糧〞とする心
――「状況」との相互作用・3  No.203

203CL.jpg  問題を顕在化させ、人びとを生々しい状況においておこうとする文化がある。 状況を共有し、人びとが状況と相互作用していくものだ。
  それは、組革研の根幹をなしている文化である。
  拙著『状況が人を動かす』の第三章に詳述した日産プリンス宮城販売では、社長自らがこの任に当たっていた。同じく第四章のアイシン精機工機工場では、工場長から出される課題のことごとくが、人びとをして問題に直面させるものであった。 組革研でのサービスセンターを担うマネジメントセンターの男女諸君の働きぶりも称讃を受けているが、これまた彼、彼女たちが生々しい状況、つまり問題だらけの真っただ中におかれているからである。
  上記に限らず、若々しい成長企業にはこれが見られる。
  人間は問題、つまり状況の生々しい事実に出会うと、それをその人なりに、あるいはその集団なりに、否応なく消化しようとする。 このときにこそ、人びとの心が動いて 「何とかせねば」という思いとエネルギーが芽生えてくるのだ。
  人間の体は、食べものを糧としそれを消化・吸収していくことによって活性化し、成長していく。 心は、問題を糧としそれを自分で消化していくことによって、活性化し成長していく。
  幸いにも、仕事においてはこの 〝糧〞に不自由することはない。 その目で見れば問題有り余る。
  ついでに記せば、参加の第一段階は、状況認識の共有化、すなわち状況への参加である。 これなくして真の参加はありえない。
  ( 『状況が人を動かす』第五章より抜粋、少し加筆)

17.9.19.

脱・「三逆リーダー」
新着 記事・お知らせ
  • 2022.06.02        

    「道具力」の再構築に終わってしまわないか
     ――「新資本主義」に問う(1)...

  • 2022.05.31        

    組織革新研究会の7月会期での感染症対策...

  • 2021.12.02        

    『あなたの会社はなぜ「メンタル不調」者を量産してるの』発刊記念講演会が開催されま...

  • 2021.11.01        

    新著発刊のご案内

  • 2021.10.05        

    「人間変異」変革への企業の出番
       ――「自然変異」と「人間変異」・1②...

  • 研究会へのお申込み
  • デイリーメール 登録・変更
  • 組革研スケデュール
  • 組革研アーカイブ
パンフレット・発行物のご案内
  • 対談 あなたの会社はなぜ『メンタル不調』者を量産してるの

    著者:藤田英夫・𠮷野 聡 発行:シンポジオン 発売:三省堂書店/創英社


  • 脱「三逆リーダー」

    藤田 英夫 (著) 発行:ダイヤモンド社 発売:ダイヤモンド社


  • 「個全システム」によるミーティング革新

    藤田 英夫 (著) 発行:ダイヤモンド社 発売:ダイヤモンド社


  • 不感症体質に挑む「人間力」全員経営

    藤田 英夫 (編) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 経営の創造

    藤田 英夫 (編) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 第3の組織論

    小林 茂 (著) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 人間力をフリーズさせているものの正体

    藤田 英夫 (著) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 人間力―そこにどう火を点けるか

    藤田 英夫 (著) NTT出版


  • 人を人として―指示待ち人間を目覚めさせるもの

    藤田 英夫 (著) PHP研究所


  • 「状況」が人を動かす―管理からリードへ

    藤田 英夫 (著) 毎日新聞社


ページの先頭へ

組織革新研究会について

組織革新研究会の5日間