キーポイントの第4は、 「対象ウォッチング」 「プロセス再現」 「現地・現物調査」に関しては、 「自分たちで、みんなでやる」ことである。
全プロセスに参加できない人がいる場合には、たとえ少しでも、なるべくその初期段階に参加できるように工夫したい。 参加できないからといって、結果の説明に代えてはだめだ。 そんなことでは逆効果さえ生じかねない。
一人ひとりには、状況の一部しか見えていない。 したがって片寄っている。 にもかかわらず一人ひとりは、それで全体をイメージしている。 旅行パンフレットの大きな写真1枚を見て当地をイメージしてしまうのと同じだ。
樹を見て森を見ず、森を見て樹を見ずのタイプの人もいる。 私がマスコミの仕事をしている頃に教わった言葉に、 「虫の目、鳥の目」というのがあった。 虫は目前の断片を微細に見るが全体を見渡せない。 鳥はその逆。 状況を捉えるには、この双方を要するわけだ。
一人ひとりに客観性、中立性などはない。 みな片寄っている。 全員でやることによって、それらをカバーしやすくなる。
「化粧はがし」連載の終わりに、それを邪魔をする二つのことを記しておく。
一つは、化粧がはがれることを恐れる人がいること。 慣れてしまえば自動的に解決してしまうことなのだが。
もう一つは、期待される結論やアウトプットを予想して、そのようにまとめようとする人がいることだ。 企業人の中に少なくない。 これは 「化粧はがし」とは正反対の発想である。
( 『人を人として』第六章二より抜粋)
只今、サイトの更新を一時停止しております。
改めて更新を再開する予定ですので、少々お待ち下さいませ。
どうぞ宜しくお願い致します。
対談 あなたの会社はなぜ『メンタル不調』者を量産してるの
著者:藤田英夫・𠮷野 聡 発行:シンポジオン 発売:三省堂書店/創英社
脱「三逆リーダー」
藤田 英夫 (著) 発行:ダイヤモンド社 発売:ダイヤモンド社
「個全システム」によるミーティング革新
藤田 英夫 (著) 発行:ダイヤモンド社 発売:ダイヤモンド社
不感症体質に挑む「人間力」全員経営
藤田 英夫 (編) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店
経営の創造
藤田 英夫 (編) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店
第3の組織論
小林 茂 (著) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店
人間力をフリーズさせているものの正体
藤田 英夫 (著) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店
人間力―そこにどう火を点けるか
藤田 英夫 (著) NTT出版
人を人として―指示待ち人間を目覚めさせるもの
藤田 英夫 (著) PHP研究所
「状況」が人を動かす―管理からリードへ
藤田 英夫 (著) 毎日新聞社
Copyright ©2018 MANAGEMENT CENTER Inc. All Right Reserved.