「貢献したい」が自分の思いに

「いいな」と思われたら押してください。

　営業とともにチームを組み、海外のプロジェクトに取り組んでいました。
　現地営業が対応しているし、費用がかかるからと、お客様のことは彼らからのメールで伝え聞くだけで済ませていました。
　問題が生じても、事態の全容を摑まないまま対応することで、けっきょく時間もコストも大幅にアップすることもありました。
　まずいとは感じながらも、その問題が解決すると、まぁいいかと自分を納得させていました。
　いつの間にか、これが普通の状態になっていたのです。
　そんな折、わが社のメンバーだけでチームを構成する”チーム参加”の一員として組革研に参　加しました。最後の晩、他のメンバーから、「言われたことをこなしているだけだろう」「自分で考えていない」などうすうす感じていたことを突きつけられ、ぐぅの音も出ませんでした。
　自分の体質を変えるために何をしたらよいだろう。職場に戻り、お客様のもとに赴き、お話をうかがおうと考えました。
　当初、「来なくていいよ」と言わんばかりの対応でしたが、何度かうかがううちに、打合せのご連絡をお客様からいただくようになりました。
　また、「新しい案件の仕様策定会議に参加してみないか」というお誘いもいただきました。これは以前から競合他社も参加するお客様主催の会で、わが社にとっても有利な仕様が期待できる機会だったので、いつか参加させていただけたらと願っていたものでした。それをお客様から声をかけてくださったのです。
　お客様との距離が近くなったことを少しずつ実感しています。以前の自分からは想像もつきませんが、「貢献したい」と素直に思っています。