予算達成で満足しない

「いいな」と思われたら押してください。

　「うちは○○営業所と勝負しています。メンバー全員がノリノリなのでどこにも負けません」「いやいや、うちが支店管内でＮｏ．１になります！」昨年度、売上を大きく達成する途上での、所長会議の１コマです。みんなの変化を肌で感じていました。
　埼玉県内１０拠点を統括する立場で、リーダーのあるべき姿とは一体何かと考えていたとき、組革研に参加しました。
　初日の夜、１時間残業しましたが目標に届かず。しかし気力がもたないと仕事を中止しました。それでいいのか！ リーダーから叱責されましたが睡魔に勝てませんでした。翌朝、我われのチームが最も早く仕事を切り上げたと知り、後悔の念が強く湧いてきました。
　これまで何が何でもやりきるという気持ちで仕事をしてきたのか？ 予算さえクリアすればそれ以上はやらなくてもいいと、知らず知らずのうちにブレーキをかけて無理をさせてこなかった。その姿勢が全社員に反映されていたに違いないと痛感いたしました。
　それから意識したことは、達成の厳しい月は所長と一緒になって知恵を絞り出す、予算達成が見えてもさらに実績を積ませるという当りまえのことですが、何としても変えるという思いだけは、強く持っておりました。
　この方向転換でとにかくすすめていくと営業所間での競争意識が芽生え、何が何でも！ という空気が生まれてきました。
　その一方で厳しい営業所があれば、調子のいい営業所が補うといった協力関係も築かれ、全体が好循環で回り始めたのです。
　毎月の積み上げが大きな成果となり、昨年期末はこれまでにない当初計画以上の売上高で締めることができました。