自ら動いていく

「いいな」と思われたら押してください。

　ただ言われたことをこなせばいい。そんな気持ちで仕事をしていました。やらされ感が強く、達成感や喜びを感じることも、悔しさを感じることもありませんでした。
　しかし組革研では、一切の言い訳ができない状況に追い込まれ、何としても達成するんだ！ と、自然と自分の中に大きな気持ちの変化が起こったことを感じたのです。指示を待ち、日々やり過ごしてきた自分自身に向き合わざるを得ませんでした。
　職場に戻ると、「ナイフ作業の認定」が近づいていました。
　部署内の安全担当をしており、労働災害防止として年に一度の受講が義務付けられていましたが、どこかで変だなとは思いながらもそれ以上の疑問を持たずに行っていました。
　違和感を覚えていたのは、その内容が工場でのタイヤカットが中心だったことです。実際には、私の部署でのナイフ作業と言えば図面や梱包といった事務的な使用が中心で、形骸化していました。
　よし、ここから変えていこう！ と決意しました。
　関係部署に働きかけて、自分たちの業務に合った内容に変えて、実態に合った認定制度にしていきましょうと呼び掛けました。すると自分もそう思っていたと他部署の方も賛同してくれました。今まさに新しい内容を展開しようとしているところです。
　毎月行っている交通安全の活動についても、これまでは上司から渡された資料をただ伝えていただけでしたが、マンネリ化しているところがあり、現場の実態に合ったものに変えようと取り組もうとしています。自分で決めた目標です。絶対にやりきっていきます。