参加リポート/現場から

お仕着せのマニュアルが「ヒューマンエラー」につながっていた

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山口昭彦 ナブテスコオートモーティブ・山形工場・総務課 〔第483回/2014年11月会期参加〕  NO.580

土井320.jpg 私は生産部に配属されて5年目になります。その頃は受注が右肩上がりで、とにかく生産量を増やすことばかりを考え、いつの間にかルールの徹底や作業の標準化は二の次になっていました。
 最近になってやっと受注量が落ち着き、改めて部内を見渡すと、業務に対する不満でもあるのか、やらされ感に満ちた部下たちの姿が目に留まりました。製造指示書の手順通りやらない、工具を所定位置に戻さないなど、ルールを守らないのです。その姿勢は製品にも影響し、案の定、手抜きなどのヒューマンエラーによる不良が多発していました。
 マニュアルやルールの見直しの必要に迫られ、今までと同じように、私と係長で作り直すことにしました。しかし、作成したものを説明した直後はミスが収まっても、すぐ元の状態に戻ってしまうのです。
 組革研に参加したのはそんな折でした。「マニュアルはスタッフではなく、仕事を良く知っている現場の人が作る」という例をお聞きし、今まで逆さまをやっていたのだと気づかされました。
 マニュアルを改めて読み返してみると、原料の仮置き場が小さくて使用量に見合っていないのに、そこへ置くことを義務づけていたなど、作業の実情からかけ離れ、到底現場が守れないようなルールもありました。
 そこで、ミスが起きたときの状況を当事者に再現させ、他のメンバーにも参加させて、新しいルールを作ることにしました。すると、自分たちで決めたという思いがあるのか、今のところミスは減り続けています。
 しかし、ベテラン社員の中には自分たちで決めたルールを守らず、慣れたやりかたに戻ってしまう人もいます。まだ、マニュアルが現場のものになっていない表れだと思い、自分も元に戻らないよう頑張っています。

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