組革研での体験をグループワークで活かした

「いいな」と思われたら押してください。

　新入社員研修のグループワークで、お客様の満足度を向上させる新しいサービスのしかたを提案するというテーマを与えられました。
　最初は、グループの各メンバーが思いついたことを２、３件ずつ出し合えば、中には１つくらい良い案があるだろうと考えてすすめました。しかし、出された案を絞り込もうとしても、まだ業務のことがよくわからないためにメンバー間で意見が分かれてしまいました。
　上司に進捗を報告すると、様々な指摘を受け、この先どうすれば良いのかと行き詰まってしまいました。
　そんなときに組革研に参加すると、考えやすいことにだけ着目してそれ以上に視野を広げようとしない自分に気づかされました。まさに「手抜き」でした。そして、がむしゃらになって取り組まないと仕事の成果は得られないと思うようになったのです。
　職場に戻ると、グループワークでこの体験を生かそうと、これまで経験したことのあるサービスの中で良いと思ったものをみんなで１００件挙げ、採点表をつくって客観的に評価しました。
　その後、自社に必要なサービスを選択し、実現可能なものを選びました。そして現場で実際にやってみて問題を明らかにし、改善を重ねて完成させたのです。
　このときのすすめかたも、仮説を立てて検証するという組革研での体験がヒントになりました。
　その後、私たちが考えた新しいサービスを上司に報告すると、「着眼点が良く適切なステップを踏んで考えられている」という評価を受けることができたのです。