会社統合後の横連携強化のために

「いいな」と思われたら押してください。

　私たちの会社は今年２月に三菱重工業と日立製作所の火力発電システム事業が統合して発足しました。これに伴い、サービス部は３拠点６００名から５拠点８００名の組織に拡大しました。
　横の連携を強化して統合メリットをいち早く実現するため、組革研２月会期に各拠点から１０名のメンバーがチーム参加し、私がそのリーダーを務めました。
　同じ会社どうしの馴れ合いや統合したばかりの気遣いから、ブロックリーダーに「もっと本気になれ。社内研修ではないのだぞ」と何度も叱られました。私はリーダーとして部下の弱さと闘えず、また彼らとの距離を縮められないまま５日間を終えました。
　しかしその後の社内報告会では、各メンバーから組革研での経験を業務に活かしているとの発表が相次ぎ、強いインパクトを受けたことは間違いありません。例えば、マネージャー会議では、各自が困っていること１０件をありありと書き出し全員で共有してから始めるといったことが自然に行われるようになりました。
　統合後、まだ遠慮がちだった双方のメンバーが、同じ体験をとおして一つになれたこともチーム参加の重要な成果です。先日は２月会期参加者が集まって各拠点の状況や課題を共有しました。ミーティングは組革研を再現するかのように活発な発言が飛び交う場になりました。
　１１月会期にはさらに１０名がチーム参加し、私も２度目のリーダー参加をしました。４日目から最終日にかけて夜どおし議論したあとで、「この研修はすごかった」と目を輝かせて話すメンバーもおり、私を含めてその体験を各々の業務で活かしていけるものと確信しています。