本当に貢献できているか？

「いいな」と思われたら押してください。

　組革研で「仕事とは対象に貢献すること」と聞き、自分は本当に組合員の役に立てていたのかと疑問に感じるようになりました。
　組合員への宅配サービスでおすすめ商品を購入してもらうことと、組合員を増やすことに重点を置いて仕事をしてきました。加入されていない方には、コープ商品や宅配の良さを説明し、試供品プレゼントや４週間配達手数料無料などの特典を付けて加入していただきます。しかし無料の期間が過ぎると利用が減り、注文を休む方も少なくありません。
　商品のおすすめでは、日もちする商品を購入されていればもう１点追加していただくなど、購入額を少しでも増やすことばかり考えていました。
　しかし、役に立てていれば注文を休むこともないはずと考えると、自分がやってきたことはただの押し付けではないかと思えてきたのです。
　組合員の役に立つためには、まずは対象をもっと良く知ることだと考え、宅配の際に家族構成、食べ物の好みなどをお聞きして総てメモするようにしました。次の配達のときにその方やご家族の好きな商品について話題にすると、「覚えていてくれたんだ」と喜ばれることが多くなりました。
　おすすめ商品の感想も気軽に言っていただけるようになってきました。ソーセージについて「けっこう大きくて飾り切りしやすい。子どもが喜ぶよ」と聞いたことを次のお宅でお伝えすると「飾り切りってどんなのがいい？」と聞かれました。飾り切りの上手な方に聞くと「ネットで見るとわかりやすい」と教えていただき、次のお宅でそのページをスマートフォンでお見せすると「買って試してみる」と喜んでいただけたのです。
　こういうちょっとした「お役立ち」の積み重ねが、組合員数や購入の拡大に繋がっていくはずと、日々続けています。