現場のニーズに目を向けるようになった

「いいな」と思われたら押してください。

　現部署には３年前に異動してきました。労務管理や給与計算を担当しています。異動後１年間は引き継ぎのために上司から手取り足取り教えてもらいました。とにかく言われたとおりに仕事をすすめ、わからないことがあるとすぐに質問していました。
　その後、上司は異動となりましたが、わからないことは相変わらず電話をして教えてもらっていました。上司からは「仕事の仕組みを理解しろ」と何度も言われていましたが、私は「人事の仕事はまず間違わないことが重要」と前例を踏襲しそこから外れないように心がけてきました。
　組革研ではリーダーは何も教えてくれず、どうしたら良いのかまるっきりわかりませんでした。「誰かが何とかしてくれる」とただ指示を待つばかりになっていることに気づき、そんな自分を変えなければと考えながら職場に戻りました。
　現場の担当者から「今月の自部署の残業時間は？」などと問い合わせを受けることがあります。以前は、依頼されてからデータ作成に取りかかり、依頼者の事情も考えず１週間くらいお待たせしていました。これを、少しでも早くお渡しできるように、事前にある程度データ等を作成しておくことにしました。
　すると、これまでは「できしだいお渡しします」と納期を曖昧にしていたところを、「ここまではできているので３日後には」と伝えられるようになり、自分でも「納期に間に合わせなければ」と必死で取り組むようになってきました。
　何と言っても、これまであまり考えることのなかった現場のニーズに対し、「何とか応えよう」と思う自分がいることに驚かされています。