問題を貼り出し共有している

「いいな」と思われたら押してください。

　火力発電プラントの定期点検工事関連の業務をしています。
　大きな組織変更に伴って新しい業務フローをつくっています。特に工事関連の発注検収業務については、関係する他部門との調整をしたうえで、各メンバーに担当を割り振って標準書作成をすすめていました。
　組革研で「Ｓ－２０」のわからないことを何百件と挙げて対象を明らかにするということを体験してみると、これまでつくってきた標準書は単に業務の流れを記載するのみで、各部署の現状把握がまったく足りていなかったと気づきました。
　また、メンバーと問題や状況をきちんと共有できていなかったことも反省させられました。
　そこで、職場に戻り１０名のメンバーとともに、関係する全部門の業務状況を明らかにしたうえで、標準書について問題と思うことを書いて貼り出してみました。
　貼り出されたものを見ると、「えっ、そんな手間がかかっているの？」「そんな問題点があったの？」と口々に声が上がりました。例えば、関連部門における電子決済システムではファイルを添付できず、紙で配布しなければならないといった無駄があることがわかってきたのです。
　みんな「業務が入り組んでいるなあ」と実感しているようでした。私自身も、それまで知っていたつもりで実はわかっていなかったのだと自分の思い込みを恥じました。
　問題の貼り出し作業は、その後も毎日昼礼後の１０分間、継続して行っています。その結果、メンバー間で様々な問題を共有できるようになったと感じています。