「任せても放任しない」で悪戦苦闘している

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　２年前、若手社員に採用の仕事を引き継ぎました。スケジュール作成やエントリー促進メールの送りかた、会場手配など事細かに説明してやらせました。ところが、翌年に一人ですすめるよう伝えると「昨年どうやったか忘れました」「それは聞いていません」などと答が返ってきて、彼の仕事になっていなかった実態が明らかになりました。
　今年の１０月に新入社員が配属されました。彼は入社直後に組革研に参加しています。開口一番「組革研のやりかたでいくぞ」と言うと、「わかりました」と即答してきました。以前のように一方的に説明するのを止め、資料を読み、わからないことを書き出し、自分で調べるようにさせました。
　始めのうち私は不安で一杯でした。しかし様子を見ていると、これまでになかった提案もしてくるようになり、この調子でいけばすぐ戦力になると思いました。
　その後、彼に創立記念式典の準備を任せました。自分で調べ考える姿に安心していましたが、関係者への連絡や備品に漏れのあることが前日になってわかり、周囲の方に迷惑をかけるところでした。
　いつの間にか安心が放任になっていました。彼の仕事を見ていなかったのだと初めてわかり、反省するしかありませんでした。しかし彼自身は失敗にもめげず、その後も「自宅で勉強するので本を紹介してほしい」と聞きに来るなど、相変わらず積極的な姿勢を見せてくれています。
　組革研での体験から「部下自身に考えさせ自分の仕事にさせる」よう実践しているつもりですが、「任せる」が「放任」になってしまう自分と悪戦苦闘しています。ただ、彼の様子から、これまでより新人教育がスムーズに進んでいるという手応えは感じています。

昨年、若手社員に採用の仕事を引き継ぎました。スケジュール作成やエントリー促進メールの送りかた、会場手配など事細かに説明してやらせました。ところが、今年になって一人ですすめるよう伝えると「昨年どうやったか忘れました」「それは聞いていません」などと答が返ってきて、彼の仕事になっていなかった実態が明らかになりました。
１０月から新入社員が配属されました。彼は入社直後に組革研に参加しています。開口一番「組革研のやりかたでいくぞ」と言うと、「わかりました」と即答してきました。以前のように一方的に説明するのを止め、資料を読み、わからないことを書き出し、自分で調べさせました。
始めのうち私は不安で一杯でした。しかし様子を見ていると、これまでになかった提案もしてくるようになり、この調子で行けばすぐ戦力になると思いました。
その後、彼に創立記念式典の準備を任せました。自分で調べ考える姿に安心していましたが、関係者への連絡や備品に漏れのあることが前日になってわかり、周囲の方に迷惑をかけるところでした。
いつの間にか安心が放任になっていました。彼の仕事を見ていなかったのだと初めてわかり、反省するしかありませんでした。しかし彼自身は失敗にもめげず、その後も「自宅で勉強するので本を紹介してほしい」と聞きに来るなど、相変わらず積極的な姿勢を見せてくれています。
組革研での体験から「部下自身に考えさせ自分の仕事にさせる」よう実践しているつもりですが、「任せる」が「放任」になってしまう自分と悪戦苦闘しています。ただ、彼の様子から、これまでより新人教育がスムーズに進んでいるという手応えは感じています。