ミーティングが活き活きとしてきたら業績も上がってきた

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　私は、８年ぶりに本部勤務となり、都内でカーディーラーなどを対象とする営業所を統括しています。
　長い間に状況は大きく変わっていました。客先で行うキャンペーンについて、以前は本社の統一企画をそのまま受け入れてもらえました。しかし、今ではチェーン店でも店舗ごとに異なる企画を求められるなど、担当セールスが個別に提案することが必要になってきています。他社に比べ弊社の対応は後手に回っていると感じました。
　上司と相談して、各営業所からセールスの代表を集め企画ミーティングを行うことにしました。しかし実際に始めてみると、こちらから指名しないと誰も発言しようとしません。過去にこのような機会が少なかったこともありますが、私自身が部下に指示ばかりして自分で考える機会を奪ってきた結果なのかもしれないと反省させられました。
　そこで、組革研でやったように、個で考えたことをチームで闘わせることにしました。４～６人のチームで各自が考えた企画を持ち寄って議論し、チームごとに発表したうえでさらに議論させました。
　それぞれが考えたことを書かせ、また少人数にわけることで全員が発言しなくてはいけない状況をつくりました。すると、これまでとは大きく変わって、みんな前を向いて積極的に発言するようになってきたのです。自作のポップや価格表を用意して自慢気に見せる者が現れたり、こういう商品をキャンペーンのプレゼントにしてほしいなどと本部側にもどんどん提案をしてくるようになりました。
　ミーティングで練り上げた企画では業績が確実に上がっており、部下たちの活き活きとした姿にさらなる向上を期待しています。