参加リポート/現場から

部下たちは胸を張り達成感に満ちていた

投票する

「いいな」と思われたら押してください。

上田敦元 三井造船・艦船建造部・艤装課課長 〔第473回/2013年9月会期リーダー参加〕  NO.256

 組革研に初めてリーダー参加したときのことでした。「S-20」のわからないことをできるだけ多く書き出す課題で、メンバー自身に目標を決めさせるようブロックリーダーから言われました。しかし私は「メンバーは低い目標にするのでは」と不安になり、それなりの目標に誘導していました。そのとき「メンバーの力を信用できないのか?」と一喝されたのです。
 職場では船の機器や設備の取り付けを行う部署で、部下300名のリーダーを務めています。
 組革研から戻り、ハッチカバー(耐水扉)取り付けの工期短縮に取り組むことにしました。通常10日はかかる工事で、作業者が多く複雑な工程であるためこれまで誰も手を付けられずにいました。
 「工期を従来の半分にする!」と宣言し、具体的なすすめかたは部下に任せました。私は不安でたまりませんでしたが、とにかく高い目標を掲げて迫るしかないと思っていました。「無茶苦茶だ」と反発もされましたが「やる前からできないという言い訳は許さない」と一歩もひるみませんでした。
 準備段階で高いレベルを要求し続けました。余計な口は挟まず、ただ部下が本気かどうかだけを気にかけるようにしました。すると、徐々に部下の動きが変わり、ついに5日で完了できる目途が立ったのです。
 私はこの成果に満足していました。ところが作業を始めると、部下たちは3日で仕上げてしまったのです。10分の休憩を半分にし、さらに改善できないかと他部署の作業も研究していました。
 完成したハッチカバーの前で記念撮影をする部下たちは、胸を張り達成感に満ち、その姿に私は涙が止まりませんでした。部下の人間力を実感した瞬間でした。

脱・「三逆リーダー」
新着 記事・お知らせ
  • 2020.09.18        

    間違っていなかった

  • 2020.09.15        

    新人の頃のがむしゃらさを再び…...

  • 2020.09.11        

    どうにも手強い自分がいます
    ――部下を仕事の主人公に(後編)...

  • 2020.09.08        

    主体性を奪っていた
    ――部下を仕事の主人公に(前編)...

  • 2020.09.04        

    危険箇所を「絵」で書き出させると……...

  • 研究会へのお申込み
  • デイリーメール 登録・変更
  • 組革研スケデュール
  • 組革研アーカイブ
パンフレット・発行物のご案内
  • 脱「三逆リーダー」

    藤田 英夫 (著) 発行:ダイヤモンド社 発売:ダイヤモンド社


  • 「個全システム」によるミーティング革新

    藤田 英夫 (著) 発行:ダイヤモンド社 発売:ダイヤモンド社


  • 不感症体質に挑む「人間力」全員経営

    藤田 英夫 (編) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 経営の創造

    藤田 英夫 (編) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 第3の組織論

    小林 茂 (著) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 人間力をフリーズさせているものの正体

    藤田 英夫 (著) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 人間力―そこにどう火を点けるか

    藤田 英夫 (著) NTT出版


  • 人を人として―指示待ち人間を目覚めさせるもの

    藤田 英夫 (著) PHP研究所


  • 「状況」が人を動かす―管理からリードへ

    藤田 英夫 (著) 毎日新聞社


ページの先頭へ

組織革新研究会について

組織革新研究会の5日間