参加リポート/現場から

部下の限界を勝手に決めつけていた

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安木高弘 アンリツエンジニアリング・プロトコルシステム技術部・システムエンジニア 〔第472回/2013年7月会期参加〕  NO.234

 私はソフトウェア開発のチームでリーダをしています。
 現在のプロジェクトでは常時8~15の機能開発を7人ですすめており、各人が複数の機能を分担しているせいか、毎日時間に追われています。
 私は納期を守るため「こっちの機能から作業して」「これを早く準備して」と、各人の作業にあれこれ指示を出していました。不具合への対処法を一から聞いてくる部下には私のやりかたを教えていました。
 それぞれの担当も私が決めていました。部下のスキルに優劣を付け、「できる」者に難しい機能を、「あまりできない」者にやさしい機能を割り振りました。部下の限界を私が勝手に決めつけていたのです。
 組革研に参加して「ロボット症」の話を聞き、部下の考える力を奪い「指示待ち」にしていたと確信しました。それを止めなければと考え、メンバーに任せてみようという思いに至りました。
 まず、あれこれ細かく指示を出すのを止めることにしました。すぐ答を聞いてくる部下には「問題をどこまで捉えられたか?」と逆に質問してみました。最初は戸惑っていましたが「ここまではわかったがその先がわかりません」と少しずつ変化が現れ、わからないことの調査方法についても自分で考えるようになりました。指示を求めることが減り、積極的に提案をするようにもなってきました。
 また、担当の割り振りを部下自身に任せるようにしたいと考えています。以前、ある作業の説明をしたときに「やらせてほしい」と立候補する部下が現れました。私が担当を決めるとしたら選ばないであろう者でしたが、任せてみました。すると、想像以上にすばらしい結果を出してくれたのです。勝手に限界を決めつけていたことを恥ずかしく思いました。

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