本気でやったら相手も応えてくれた

「いいな」と思われたら押してください。

　タービン部品のコストを取りまとめる仕事をしています。
　工事予算申請のため他課に見積を依頼した際「ほかの仕事がなければ期限までに回答しますが」などと言われることが多く、こちらで設定した期限どおりに回答されることはあまりありませんでした。催促すると「この仕事を止めてもいいのなら対応する」と言われ、経験が浅いこともあり、どう返せばよいかわからず引き下がっていました。
　見積に必要な資料や情報、提出フォームも渡しているのに、何故やってくれないのかと腹を立てていましたが、組革研に参加してみると、ただ自分のやりやすいようにやっていたのだと気づきました。相手に不自由がないように細かく指示を行っていたつもりでしたが、実際は予算申請の元となる全体にとって重要な仕事を事務的にやっていただけなのです。
　職場に戻り、担当者へのメールだけで済ませていた見積依頼を、その部署の上司にも直接会ってお願いしました。必要な資料は自分たちで用意してもらい、回答期限も委ねました。最初は嫌な顔をされましたが「期限は課内で話し合って決めます」と受け取ってもらいました。
　先方が回答までの期間を長く設定するのではと不安でしたが、これまで２週間でお願いしていたところを１週間前後で回答してもらえました。放置され気味だった以前と比べ、具体的な数値に関する相談もあり、作業の進行を実感できてとても頼もしく感じました。
　ある担当者は、以前は見積を出して終わりでしたが、今では予算を守ろうと動いてくれるようになりました。予算悪化が発生すると理由確認などに１か月かかっていたのですが、発生しそうな段階で連絡が来るようになり、いち早い対応ができるようになったのです。