参加リポート/現場から

「こんなものだ」から脱け出す

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宮澤賢 三井造船・エンジニアリング事業本部・情報システム部主管 〔第471回/2013年5月会期参加〕  NO.203

 組革研初日の「S-20」でゴールできずチームも最下位。何としても業績を上げねばならない状況でしたが、「こんなものだろう」という感覚がなかなか抜けません。現地現物での調査を極力減らそうとして、「S-20」を解明しきれなかったことが心残りになりました。
 振り返ると、職場でも「こんなものだ」でやってきたのかもしれません。夜になれば仕事が残っていても「効率が落ちる」と早々に帰宅、自分の担当範囲から外れていることは他人任せにしていました。
 部下もそうなのだと思っていました。だから嫌な思いをさせまいと「これがわからないだろう、あれが必要だろう」と世話を焼いていました。トラブル時には対処法を私が考え、担当した部下が困らないようにしました。部下を問題に直面させず、考える機会を奪っていたのです。
 組革研から戻り「こんなものだ」を止めようと思いました。毎晩、自分が限界までやったか自問し、だめなら翌日やり直します。担当外だからと避けてきたことにも取り組むようにしました。仕事量が格段に増えましたが、自分が限界に挑むための環境と考え、苦痛には感じません。
 部下に対しては、「とにかくこの通りやって」と指示していたのを「ユーザーがこのようにデータを見られるようにしたい」と目標を伝えるようにしました。トラブル時には、担当した部下に「なぜこうしたのか」「これでユーザーが使えるのか」と確認するようにしました。
 しかし、部下と問題を共有しようとしても、責任の押し付けと受け止める者もいます。担当したシステムの稼動確認をしない部下には「言われなかったから」と返されもしました。自分が限界に挑む姿を見せれば部下も変わると思っていましたが、まだまだ試行錯誤が必要なようです。

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