自分で考えたから、プロジェクトが自分ごとになった

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　今年の４月から大きなシステム開発のプロジェクトマネージャーとなりました。完成予定は２０２４年。私としても初めて経験するような大きなプロジェクトであり、どうしていいかわからず外部コンサルの言うとおりにすすめているだけでした。
　「組革研」に参加し、自分で全力を出しきる経験をしたことで、こんな私の状態はプロジェクトを自分ごとと捉えておらず、ただコンサルに言われたことを実行しているだけのロボットと同じということ気づかされました。
　このままでは、自分も部下たちもシステム開発という作業をこなすだけの、単なる作業者で終わってしまう。私がプロジェクトマネージャーとしての責務を全うしなければ、部下たちが成長できるチャンスをつぶしてしまうことになると恐ろしくなりました。
　職場に戻り、まず自分がどうすすめていきたいかを考えました。そして、考えたことを部下たちに伝えると、彼らは私の考えを理解してくれただけでなく、「私はこうした方がいいと思います」などと自分の考えを発言しはじめたのです。
　私が自分の考えを伝えたことで、部下たちも考えていることを発言しやすくなったのかもしれません。お互いの考えが違うことがわかって、議論になることもあります。
　今まではただ決められた計画に従って進めていくだけでしたが、自分たちがどうしたいかと考えて議論をしていけば、計画そのものもより良いものにしていけると思っています。
　私だけでなく部下にとっても漠然としていたプロジェクトが、どうすすめていくかも主体的に考えていく自分たちのものになってきたと感じています。