部下だけで仕事をやりきる職場にしていく

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　約1年前に生産管理部門から、現在の検査部門に異動となりましたが、この職場は管理型での運営が長かったようで、指示待ち人間が多いと感じていました。
　この状況を打開するために、半年くらい前から小さなチームをいくつかつくり、リーダーを配置して自分たちで主体的に考えて動いてもらう体制にしたものの、私自身の関わり方が弱かったため思ったようにはすすんでいませんでした。
　そんな時に参加した「組革研」で「部下に任せる」ことの大切さを再認識し、なんとしてもこれをすすめていくと改めて決意しました。
　「組革研」から戻った月曜日の朝ミーティングで「やりがいのある仕事となるよう、今以上に皆さんに仕事を任せていきます」と宣言し、まずはじめたのは、今までスタッフの社員が作成していた検査手順書などのドキュメント類を現場の担当者に作成してもらうことです。
　これを作成するためには、検査内容を理解するだけでなく、設計部門と検査項目をすり合わせるなど他部門との折衝も必要になるため彼らには難しいと思っていました。
　ところが、任せてみると彼らは関係部署との折衝も含めて問題なく作成できるだけでなく、自分たちが作成した手順書に従って検査を行うためか、以前は発生していた検査の抜けや間違いがなくなってきたのです。
　しかし、ドキュメントを作成している人が忙しくなると作成が間にあわなくなることがあります。こんな時でもチーム内でリーダーを中心にお互いの業務を調整して、チームとして業務をやりきれる職場になっていくように「部下に任せる」を続けていきます。