参加リポート/現場から

自分の妥協が部下の満足体験を奪う

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池上哲生49歳  横浜ゴム タイヤ第一設計部 副部長  〔第519回/2019年6月会期「リーダー参加」〕

 約2年前の「メンバー参加」で得たものを活かし、普段の仕事でも部下に最初から指示や答えは与えないこと、部下の考えを聞いてから自分が判断することを実践しているつもりでした。なんでまた参加しなければならないのか。そんな気持ちで「リーダー参加」しました。
 「S-20」の解明で、「わからないこと」の書き出し目標数が少ないと思っても、現場調査が少ないと感じていても何も言わず、リーダーミーティングでメンバーが易きに流れるのを許していると指摘されてしまいました。
 普段の職場での自分が出てしまったのです。部下が納期に間に合いそうもないと言えば、簡単に妥協して延期を許したり、自分が代わりに対応することもありました。これは変わらなければいけないと思いました。
 3日目、1人のメンバーが新たに提示したこま図の法則は検証できていませんが、調査外出できる時間は残りわずかで、メンバーたちには検証に出ていく様子はありません。一歩も引かないぞという気持ちで「必要な調査はしてください」と伝えました。すると、嫌そうな顔をして出かけていったメンバーが、「見込みどおりでした!」と興奮して戻ってきたのです。
 今までの自分であれば調査に行かなくても「まあいいか」と妥協して、メンバーのこの満足する体験を奪っていたのです。やらないで済ます気を許すことが、部下のためにならないということを実感しました。
 今では部下に考えさせることも、やりきらせることも、以前より強く意識するようになり、我慢もできるようになったと思います。それでも、大量に押し寄せる業務の波にのまれて、時折妥協してしまう自分がまだいます。「最後までやりきる」ということが、自分と部下を一緒に成長させてくれるものと信じて、実践していきたいと思っています。

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