自分でなく、まずお取引先のことを考える

「いいな」と思われたら押してください。

　エリア営業として、卸や酒販店の流通や料飲企業などを担当しています。人と人が介する営業の場面では様々なケースがあり、対応しだいでうまくいくことも、いかないこともあります。そんな中、参加経験のある支店長の勧めもあり、「組革研」に参加することになりました。
　「S－２０」がどうできているかの調査を、雨の中、夜遅くまで行いました。雨で濡れたこま図はグチャグチャになり、一枚ずつめくるのも大変です。調査に出たものの、大した収穫もなく戻ることもありました。「S－２０」がどうできているかを考えなさいと何度も言われているのに、いつの間にか自分中心な考えかたをしていることに気づいた時は愕然としました。
　結局、下期もゴールすることはできませんでした。しかし悔しい反面、人の力に頼ることなく、自分だけで「対象」についてとことん考えてやりきったことに喜びを感じることができたのです。
　そして考えました。自分は今まで仕事上の「対象」である流通や料飲企業についてここまで深く考えたことがあっただろうかと。彼らとの関係も自分中心で考えていたのかもしれない。
　職場に戻り、自分都合にならないように意識し、「対象」であるお取引先について、先方の意向なども含めてよく考えて対応していくことにしました。
　いろいろな問題が絡み合って、関係が難しくなっているお店についても、一つひとつの問題についてどうなっているのかを明らかにしたうえで、対応していくことをはじめました。
　まだ解決できた問題は限定的で、改善すべき得意先との関係も良くなったと言えるレベルにはなっていません。それでも、自分中心でなく、まずお取引先のことを考えることを常に意識して、これをやり遂げていきます。