参加リポート/現場から

「やさしさ」をはき違えていた

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野口直樹 38歳 日本たばこ産業 東海支社 営業企画部 課長  〔第520回/2019年7月会期参加〕  NO.1610

 私は、たばこの流通・販促で、重要法人への営業部隊を牽引する立場にいます。「組革研」への参加が決まった時は、職場を変えることができる画期的な手法を習得できるのではないかと期待していました。
 自主性や創造性が乏しい職場にイライラしていたからです。私はそれを時に部下たちの資質の問題であるとすら思っていました。何とかしようと、「主体的に自分たちの行動を変えていこう」というチーム行動変容プロジェクトを発足させましが、実際に私がやっていたのは、部下が失敗しないように具体的な指示をすること。それが「やさしさ」だと思い込んでいたのです。
 ところが「組革研」で気づかされたのは、小手先の手法などではなく、私自身のマネジメントの役割についての認識違いと覚悟の甘さでした。
 やり抜いた後に得られた達成感。チームとしてやりきると自分たちで覚悟を決めた時の高揚感。リーダーの有り様で、こんなにも違う。リーダーからの、私たちへの問いかけや接し方は、仕事を自分ごととして全員にやりきらせるためのものだけ。表面的な「やさしさ」など微塵もありません。
 そして、目の色を変えて現場調査をしていた時の充実感。「やさしさ」をはき違えて、部下たちからこの瞬間を取り上げ、成長の機会さえ抑え込んでいたことに強い後悔が生まれ、涙が出てきました。問題は私にあったのです。
 職場では、手取り足取りの指示をやめ、出てくる結果には「やりきったのか」、「傍観者はいないか」と部下を揺さぶる質問をし続けています。
 私の変化に、部下たちは戸惑い、悩んでいます。それでも、「自分でどうにかするしかない」と目の色が変わった部下も現れました。
 しかし、それはまだごく一部の部下に限られたこと。これを組織全体の改革の流れにしていくために、私も強い覚悟を持ってすすめていきます。

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