参加リポート/現場から

「まず問題状況のみ出しましょう!」

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花房孝治  横浜ゴム 三重工場 工場管理課 課長  〔第438回/2009年7月会期参加〕  NO.1569

  生産計画立案時の予算設定と実運用時の設定の差が問題になりました。 予算策定を担当する私の部署はもちろん、製造部門の中では2つの工程にまたがる問題です。 これはもちろん突然起こったものではありません。 以前から差はありましたが、4月頃から顕著になり、見過ごせなくなったのです。
  さっそく関係部署全体で問題解決に向けた話し合いが設けられました。
  まずは問題点の洗い出しから始めようとしました。 しかし、出席者の頭をよぎるのはこの先に想定される対応です。 自部署に大きな負担が降りかかることを怖れるのか、みんなの口は重くなり、発言はなかなか出ません。
  それでも発言を求められ、始まりました。 しかし何のきっかけからそうなったのか、原因の決めつけや 「悪いのはこのプロセスだ」というような他の責任追及の言葉が飛び交うようになってしまったのです。
  このままではまずい、いま話し合うべきなのはこれまでに至るまでのそれぞれの状況なのです。 そう思い手を挙げようと思った矢先、製造課長が立ち上がり、 「誰が悪いとか対策を考えるのではなく、まず問題状況のみ出しましょうよ!」と、先の見えない場面をひと言で断ち切ったのです。 奇しくも同じ考えを抱いた彼は、私と同じ組革研の体験者です。
  この発言をきっかけにして、自部署で起きていた状況を話し始めました。 しかもできるだけ解釈を交えないよう求めました。 状況のみを話すことにあまり慣れていない人は、 「こんな感じでいい?」と他の人に確かめながら話していましたが、次第に 「ありのまま」にも慣れていきました。
  状況に全員の目が向かったことによって、その後の会議は一気にすすみました。 今は、出された問題一つひとつに対し、それぞれの部門でどう解決していくかを立案し、実行し始めているところです。

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