参加リポート/現場から

「わからないこと」を多く持つことが大事

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西下仁人  横浜ゴム タイヤ第一設計部 設計3グループ  〔第517回/2019年2月会期参加〕  NO.1558

  やりきったとか頑張ったという思いが得られないまま毎日が終わっていました。 今日はあまりミスしなかった、多かった、明日は同じ間違いをくり返さないようにしようが、仕事終わりにいつも考えていたこと。
  昨年12月に配属されて以来、そういう毎日を続けてきた私は、組革研で自分から動き出せない体質が見事に現われました。 「わからないこと」をなぜ多く出さなければならないかと疑問を感じたまま書き始めない、現場を調べなければいけないのに、机上で答えを見つけ出そうとする。
  「いつかは誰かがやってくれる」と考えていたことは否定できません。 職場で困っていれば、最後にはアドバイスやサジェスチョンがあったからです。 完全な 「指示待ち」 「答待ち」でした。
  4日目にキャンパスリーダーから 「行動に移すことが創造性に繋がる」とお教えいただき、ここから変えていかなければと思いました。
  「対象を捉える」こと、 「もっと何かないかと考える」ことを目標に掲げた私に体験を生かすチャンスが巡ってきました。 これまでやっていた業務は、既に商品化されているタイヤ製造の依頼書を更新することが主でしたが、初めて一からの作成を任されたのです。
  さっそく過去の計算値やデータを調べ始めました。 仕様を考え始め、同じ大きさのタイヤが過去にどのような試験でNGになったのか、どういうことでうまくいかなかったのか、計算値を変更したらどのようなことが想定されるのか、過去の実績を調べながら多くの仮説を立てて、また調べる。 組革研で 「対象」に迫っていった体験と同じです。
  良いものを求めるためには 「わからないこと」を多く持つことが大事だとやっとわかりました。 「タイヤがどうなっているか」を極めたいと思います。

只今、サイトの更新を一時停止しております。
改めて更新を再開する予定ですので、少々お待ち下さいませ。
どうぞ宜しくお願い致します。

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