30名が在籍するグループのマネージャーを務めていた10年まえ、組革研に 「メンバー参加」しました。 職場に戻るとさっそく 「思い込みを廃し事実ベースですすめる」という指示以外はメンバーに任せ、彼らからアウトプットが出てくるまでじっと我慢を続けました。
するとメンバーが力を発揮し始め、グループとして親会社の開発の1プロセスを担うほどまで実績を上げていったのです。
その後の組織変更によって私は開発の第一線から離れました。 新たな職場で 「エンジニアが自身の課題に没頭できる状況を創る」ことに精力を傾けていくと決意しましたが、次第に、組革研後に強く感じた熱い思いが薄くなってきていることを自分でも感じていました。
昨年末、私の所属する部署にベテランが5名増員され、同時に部署名も変わりました。 戦略課題を立案し推進することが部署の役割ですが、期待に応えていない状況に、もっと戦略的な視点でやれというテコ入れかもしれません。 しかし私は、これまで自分でやってきたことを新たなメンバーに割り振ることに気を遣い、自分でやったほうが早いという理由をつけて自らすすめていました。 配属された彼らは手持無沙汰に見えていました。
同じ月の中旬、次の3か月間の社外委託の稟議を社長に説明した際のことです。 原価計算や予算申請、インフラ手配などの各部門への支援策を説明した途端、 「それはお前の仕事じゃない!」と一蹴されてしまったのです。
踏ん張ってきたという思いが強かっただけにショックでした。 自分の役割が何か、よくわからなくなったというのが正直な気持ちでした。 ちょうどその頃、上司から勧められていた「リーダー参加」が決まりました。(続く)
本日と明日の2日間にわたって、マツダE&T・山野真一さんの職場での取組みをご紹介します。本日はその1日目です。
只今、サイトの更新を一時停止しております。
改めて更新を再開する予定ですので、少々お待ち下さいませ。
どうぞ宜しくお願い致します。
対談 あなたの会社はなぜ『メンタル不調』者を量産してるの
著者:藤田英夫・𠮷野 聡 発行:シンポジオン 発売:三省堂書店/創英社
脱「三逆リーダー」
藤田 英夫 (著) 発行:ダイヤモンド社 発売:ダイヤモンド社
「個全システム」によるミーティング革新
藤田 英夫 (著) 発行:ダイヤモンド社 発売:ダイヤモンド社
不感症体質に挑む「人間力」全員経営
藤田 英夫 (編) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店
経営の創造
藤田 英夫 (編) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店
第3の組織論
小林 茂 (著) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店
人間力をフリーズさせているものの正体
藤田 英夫 (著) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店
人間力―そこにどう火を点けるか
藤田 英夫 (著) NTT出版
人を人として―指示待ち人間を目覚めさせるもの
藤田 英夫 (著) PHP研究所
「状況」が人を動かす―管理からリードへ
藤田 英夫 (著) 毎日新聞社
Copyright ©2018 MANAGEMENT CENTER Inc. All Right Reserved.