参加リポート/現場から

「誰のための仕事か」を問い続ける

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竹内都美子  マツダ 商品本部 主査  〔第517回/2019年2月会期参加〕  NO.1534

  業務全てに自らの考えを持ち、適切な方針を出すのがリーダーだと考えていました。 そのため私は、会議で出された議論をホワイトボードに書き出して課題を整理し、時には進行役となって、いつまでに、誰が行うのかを決めることもありました。 それがリーダーのあるべき姿であり、 「メンバーが自ら考えて取り組む職場」に近づいていくはずと信じていました。
  ところが現実は逆でした。 納期に間に合いそうもない、性能が届かないと相談を受け、 「どうしましょうか」と答を求められ続けたのです。 専門的な内容の相談に、自信がないにもかかわらず指示を出すこともあり、 「もっと自ら考えて取り組んでほしい」と不満を持つようになっていました。
  しかし、指示待ちを生み、活発な議論を妨げていたのは自分だったと組革研で気づきました。 自分の理想とは正反対の職場づくりをしていたのです。
  直後の月曜から、自ら発信することを止め、 「わからないから教えて」とメンバーの考えや彼らの議論を聞くようにしました。
  もう一つ私が組革研後に気づいたのは、職場が 「対応」に偏っていることでした。 納期が迫っているから、コストがかかるからを理由にして、対応に走ることを正当化していたのです。 自分の都合でしかありません。
  私はメンバーに 「対象」を問うことから始めました。 「対象」を蔑ろにしている提案は否認することにしました。 他部門に対しても同様です。
  彼らには予想外の展開です。 今まで通った提案が、突如、通らなくなるのですから。 職場の空気も重たくなりました。 以前の私なら、こんな時は優しい言葉をかけて場を繕っていました。 しかしそれは決してしない。
  すぐ対応して短期間で結果を出したい、よい雰囲気ですすめたいという気持ちは、もちろん今でも少なくありません。 しかし今は、引き摺られようとする自分の弱さと闘い、 「誰のための仕事か」を彼らに問い続けています。

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