昨年入社した私が組革研に参加したのは、約10か月間の研修が終わり、業務の基礎を現場でさらに学んでいく直前でした。 「新人の私が参加して本当にいいの?」と疑問を持ちながらの参加でした。
しかし組革研を終えた今、私が学んだ 「対象」という概念こそ、まだ右も左もわからない新人の私にとって最も大事で必要なものだったと思っています。 それは、この先何十年にわたって仕事に向き合っていく上での正しい道筋でした。 「対象がどうできているかを意識して現場現物を見極め、自分ばなれして見ていく」と、工場勤務に入るまえ、同じく新人として参加したチームの仲間たちに宣言しました。
それでもいざ始めてみると、頭で思い描くとおりには動けませんでした。 自分で気づいて立ち戻れる時もありますが、先日、 「対象」がすっぽり抜け落ちてしまったと痛感したことがありました。
それは工場でゴム材料の品質試験の改善業務にあたっていた時でした。 先輩から 「○○試験って何? どういう原理で動いているの?」と質問され、自分がまったく意識せずに作業していたと気づいて、ハッとしたのです。
目のまえの業務をうまくこなしたいという気持ちだけで、試験機の中身や構造を理解しようとしないまま、私は業務を続けていました。 いま現場で取り組んでいるのはすべて今後を見据えた課題です。 その場は問題なく過ごせても私の身には付きません。 きっと無意識のうちに試験機の調査を面倒に感じ、逃げていたのかもしれません。
それ以降、結果を急がず地道に取り組むことを意識しています。 もう少しの間は、 「対象」を忘れ、気づいてやり直すことをくり返すかもしれませんが、できるだけ早く、自然に 「対象」に目が行く自分になりたいと思っています。
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