取り組んでいる業務の 「対象」を意識してシステム開発をすすめる。 部下には細かな指示をせずに本人に考えさせる。 組革研体験後、この二つを念頭において取り組んできました。
その結果、実業務で使用できるレベルまで部下の開発力が上がりました。 しかしそれ以上に変わったのは、彼が積極的になったことです。 自ら対象部署に行き不明点を確かめるようになり、委託業者の担当者へも、直接彼が業務指示や日程調整を行うようになったのです。
ところが私自身としては、組革研直後の情熱が薄れているのではないかと感じてしまうことがたびたびありました。
昨12月から、他事業部で実施している発電土木事業のプロジェクトに参加することになりました。 採算が悪化し、やり直し工事を遂行する目的で編成された新組織です。 実際にその中で、設計や調達の進捗管理という担当業務に取り組んでみると、開発業務にいた頃とは違う何かを感じました。
それは熱の違いでした。 工事が少しでも遅れれば多大な損益に繋がってしまうと知り、必死に取り組むプロジェクトメンバーたちの姿です。 問題は山積みで、設計や調達、建設工事のいずれも同時並行、それでも待ったなしの状態が毎日続きます。 次第に、自分の仕事への姿勢も大きく変わってきていると実感するようになりました。それは、あの雨の中、S-20の仕組みを明らかにしようと、がむしゃらに取り組んだ状況と同じでした。
通勤時の電車や待ち時間など業務時間以外でも、どうやったらよいかと考えることが多くなりました。 以前の開発業務をふり返って、私の役割はこういう状況を部下に作り出すことだったのだと反省しています。 困難な状況に直面すれば自ら必死で考え、動き始めると聞いた言葉を実感しています。
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