事が終わってから、かけ離れた言動に気づく

「いいな」と思われたら押してください。

　 真っ先に変えなければいけないのは自らの発想や動きだとわかり、組革研後に始めたのは、 「リード」を意識して部下に向き合うことでした。
　 しばらくすると、それまで最終結果しか報告してこなかったメンバーが、すすめている途上で自らの考えを伝えてくるようになりました。 その様子を見て彼らに変化の兆しを感じ、より一層自分を変え続けていかなければという決意に至ったのが、約１年まえでした。
　 しかし、その後も納期を守れないことがたびたび起こりました。 結果のみの報告に止まっている人もいました。 おそらく変わりきれない自分の一つひとつの言動が積み重なり、そのような結果に繋がったのだと思います。 私自身も、無意識のうちに課題解決のシナリオを先に考え、それに沿うよう指示している場面が少なからずあったからです。
　 目指す職場の姿とは異なる場面を感じるたび、このままではダメだ、いつか大きな問題を起こしてしまうという怖れを日々感じています。
　 目指す姿に少しでも近づくためには、引き続き自分が変わる努力をし続けなければいけない。 ミーティングでは結果ではなくそれまでの過程をそれまで以上に聞き出すようにし、納期までのスケジュールも自分で立てさせ、延ばそうという要望には安易にうなずかない努力をしてきました。
　 メンバーによってはっきり差が出てきてしまっています。 自ら動くようになったメンバーは、積極的に議論に参加し、納期もしっかり守れている。 その一方で、口数が少なく、中には何もしない人も現われてしまっています。 彼らの納期が近づいてくると私も頭が真っ白になってしまい、事が終わってから、 「リード」とはかけ離れた言動をしていたことに気づかされます。
　 私もまだ混沌としていて、 「リード」と「管理」の間を彷徨っています。