かつて私は1つの製品全体を5~6人で開発するチームに所属していました。 責任やプレッシャーは感じましたが、自分の疑問や提案によって全体が動く場面が何度かありました。 そこでは自分の存在感を感じられたのです。
しかしその後、数十人規模のプロジェクトに異動することになりました。 それまでの10倍以上の人数となり、その中の一部として自分が埋もれてしまうのではという危機感を覚えました。 私は約2年まえに関連会社から転籍した経緯があり、生粋の弊社社員ではないということや、自社開発から請負開発に変わったという引け目もその背景にあったかもしれません。
しかしその後に担当した新人教育で、彼から提出された資料の不備に私が細かく修正指示をし続けたために、臆病になり指示を待つようにさせてしまったと気づかされた出来事がありました。
また最近、 「ぶら下がり社員」というネット動画に出会いました。 余計な作業ばかりし、やるべきことをしない人が大企業に多いという内容でした。
これら二つが自分の状況に重なりました。 新人教育を担当するようになってからプロジェクトで存在が薄くなり、自分自身も指示待ちのぶら下がり社員になっていたのではないかと感じたのです。
私は開発案件の一つに自ら手を上げ、その担当者になりました。 このプロジェクトは5G/IoTという最新の無線技術の開発です。 有線技術に携わっていた私は内容に明るくなく、しかも新領域のためインターネットから寄せ集めようとしても問題解決に至る情報はなかなか見つかりません。
いま無線技術に関する英語論文を読みながら、少しずつその理解を深めています。 目標は有線・無線双方を理解したゼネラリストとしてプロジェクトに貢献すること。 組革研で掴んだ 「指示待ちはダメだ」という言葉の重みを改めて感じています。
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