せっつくことが少なくなった

「いいな」と思われたら押してください。

　 営業部門としてお客様の動向を調べながらダイヤ改正に取り組む業務に携わっています。 私を含めて担当者は４人、過去の営業実績や各列車の積載率などを踏まえ、他部署と共にダイヤのたたき台を作成して、全社で協議をしながら約半年かけて完成させています。
　 組革研で、より多くのわからないことを求められた時、私は素直に受け止められました。 わからないことを一つひとつ潰していけば、自分のゆるぎない知識として残っていくと思えたのです。 むしろ若い頃、 「どうすればいいですか？」と聞いて教えられ、そのとおりにやって褒められて喜んでいたことが、果たして良かったのだろうかと考えるようになりました。
　 組革研から戻ってさっそく、ダイヤ改正に関わる業務でわからないことをチーム全員で書き出させました。 書き出された内容については、他の業務をすすめながら個々で調べさせています。
　 これまでは 「ああしなさい」をくり返してしまっていました。 しかしそれがダメだとわかった今、 「自分で考えて」と言うようになりました。 「考えたことを教えて」と。
　 過去の実績や動向は記録に残っており、自分で疑問を持ち調べる気になりさえすれば絶対にわかります。 メンバーは過去にどうやっていたかを調べて自分で考え始めています。
　 最近、彼らは過去から次を予測し、先取りして業務をすすめるようになってきました。 「どうなっているの？」とせっつくことが少なくなりました。
　 しかし目に入った情報に飛びついて、持ってきてしまうことがあります。 それだけじゃ判断できないと言って突き返しますが、二度三度となると私から言ってしまう時がある。 最後までやらせたいけど納期があるのでしかたない。 このジレンマを未だに感じ、どうしたら良いかに悩んでいます。