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こんなところまで考えてくれている

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志谷有司  マツダ パワートレイン開発本部 走行・環境性能開発部 部長  〔第515回/2018年10月会期参加〕  NO.1487

1487shitaniHP.png  約30年まえ上司から 『状況が人を動かす』を薦められ、大変共感した。 新たな組織に異動した半年まえも、メンバーを主役とし、彼らの動きを邪魔しないよう意識してすすめてきたつもりだった。 しかし半年経ち、うまくいかない場面も多く、焦りが大きくなってきた頃の組革研参加だった。
  この状況での参加は自分にとっては願ってもないチャンス、キャンパスリーダーの考えはある程度理解しているという自負も内心にあった。
  しかしその自信とは裏腹に、 「対象をどう攻略するか」が頭から離れない。 リーダーから何度言われても自分の意識は変わらない。 初めて自分の体質の一つに気づけた気がした。
  そして下期、それは決定的となった。 簡単に見つけられるはずのIPを見逃してしまったのだ。 慢心そのもの。 言い訳もできなかった。
  それらを経て、チームとして辿り着いた 「覚悟」という言葉。 組革研から戻ってもう一度自分の体質と向き合い、さらに 「謙虚に対象と向き合う」と心に誓った。
  まず、 「対象」である職場をふり返ってみた。 「どうにかせんといけん」、日頃から職場に飛び交っている言葉から、メンバーが使命感を持って真剣に仕事に向き合っていることを確信した。
  そして職場に根深く染み付いている問題を顕在化させるべく、 「個全システム」にトライした。 彼らが書き出した200件を超えるものの中には、職場の体質にまで踏み込んだものも少なからず含まれていた。
  昨年末に最も多かった問題は共有できたが、全ての 「一覧一望」は今後の課題。 まだ途上だが、こんなところまで考えてくれていると彼らから教わった。 何とかしたいという願いは、必ずできるという確信に変わりつつある。

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