参加リポート/現場から

他の箇所も手直しして返してくるようになった

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田中雅美  マツダE&T 装備設計部 外装設計グループ 主任  〔第514回/2018年9月会期参加〕  NO.1485

  「どうしましょうか」には絶対に応えない、本人に調べさせデータを集めさせる、部下に汗を流させると決め、私の組革研後が始まりました。
  そのきっかけは組革研の4日目、 「『三逆リーダー』とは何か」をうかがった時でした。 これまでの自分の言動がみごとに当て嵌まっていたのです。 それが部下の達成感、自己実現を奪っているとわかった時のショックはとても大きなものでした。
  職場では雨あられのように業務が降ってきます。 それらをこなすため、やりかたを聞かれればすぐ、 「こうやって」が普通でした。 進捗が気になる課題になると 「どうなった?」「見せてみろ」と口うるさく何度も確かめました。 目のまえの問題を早く片付けさせ、仕事を最短距離でさばけるようになってほしい。 そのためには効率が最も大事と信じていました。
  とくに入社2、3年の若手の育成が急務と思い、熱心に教えてきましたがまだ独り立ちまでには至っていませんでした。 それどころか、本人が出した結果の中身について質問しても、まともに答えられない状態でした。
  口出し手出しを止めるとすぐ、任せた仕事の進捗が気になってしかたなくなりました。 それでも口出しする機会を減らさなければいけないと思い、日単位で行っていた業務フォローを週単位に変更しました。
  部下たちのじっと考え込む姿を目にするようになりました。 しばらくすると、提出された書類の誤字や脱字が減ってきたことに気づきました。 内容について部分的な修正を伝えても、もう一度全てを見直し、他の箇所も手直しして返してくるようになりました。
  喉もとまで出る口出しをぐっとこらえるのは正直言ってストレスです。 しかし部下たちのためと言い聞かせて、自分と闘っています。

只今、サイトの更新を一時停止しております。
改めて更新を再開する予定ですので、少々お待ち下さいませ。
どうぞ宜しくお願い致します。

脱・「三逆リーダー」
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