「自分の問題として」を職場に浸透させたい

「いいな」と思われたら押してください。

　 今までと異なる工程内容だと１から１０まで説明しないとメンバーはすすめられない。 トラブルが起きたと報告してきても、その後は何もせずにただ待っている。 なぜその先を考えて動こうとしないのか不思議でした。
　 それを彼らの問題としか捉えていなかった私でしたが、 「三逆リーダー」とは何かを聞いた時、衝撃を受けました。 図に書かれていることが全て自分に当て嵌まるのです。 今後は無用な口出しをしないと決意しました。
　 ではこれからメンバー自身に考えさせるためにはどうすればよいかと思った時、職場でのミーティングの場面が浮かびました。 彼らの意見はほとんど無く、ただ時間が過ぎていく。 けっきょく私が考えていた結論になることがいつものパターンでした。
　 まず紙に書かせることから始めました。 全員で問題を共有すれば、少しでも自分に関わる問題として感じてくれるのではないかと期待しました。
　 ヒューマンエラーの事例を題材にしたミーティングで、一人ひとりに 「問題は何か」を書かせました。 これまで誰一人口火を切ろうとせず、一つの意見が出るまで数分がかかっていましたが、みんなどんどん書いて５分後には全員の書いたものが出そろいました。
　 「個全システム」ならこの後は、評価基準をもとにＸ打ちしてから議論になります。 しかし今回は、全員の考えを出させることが目的だったので、書いたものを 「一覧一望」して共有した後は、そのまま議論に移りました。
　 他の事例でも紙に書いてから始めました。 そのたびに、今までよりミーティングが活気づくと感じています。これまでが誰かが言ってくれる、最後は室長が決めるというミーティングだったと、改めて痛感しています。
　 「自分の問題として」を職場に浸透させるため、今後も続けていきます。