参加リポート/現場から

「対象」を丁寧に調べていけばわかってくる

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福永雅行  三井E&Sマシナリー 運搬機サービス部 技術グループ  〔第515回/2018年10月会期参加〕  NO.1469

  組革研で取り組んだのはS-20という初めての仕事。 内容は何もわかりません。 しかし、わからないことを挙げることから始め、 「対象がどうなっているか」で全てを調べていくと、仕組みが明らかになっていったのです。 同じように実践していきたいと強く思い、職場に戻りました。
  岸壁クレーン等のアフターサービスを担当する部署に異動して2年が経ちますが、技術や知識が足りないことに私は悩んでいました。 わからないと途中で諦め、それなりで妥協してしまうこともありました。
  組革研から戻ってすぐ、担当業務でトラブルが起こりました。 地上ホッパーと呼ばれる機械のトラブルで、1台はすでに倒壊し、もう1台も安全点検が必要とされました。 このホッパーは他社製品で、これまで扱ったことがありません。 不明な点が多いうえに図面も詳細なものがない。 さらに厳しかったのは非破壊検査を含む点検実施後の見解を求められたことでした。
  過去の点検報告書が参考にならないため 「対象」を調べていくしかありません。 不十分な図面を見ながら一つひとつ調べ、他社製クレーンの管理基準を参照し照合していきました。 わからないことがあると、その知識を持ついろいろな先輩がたに尋ねながら。 しかし苦労を重ねた結果、管理基準を外れた箇所の見解・不具合への対応・推奨案にたどり着くことができたのです。
  また、クレーンの構造部補修工事で、ガス溶断時の熱で電線が損傷するリスクが判明しました。 クレーンのマンホール内を調べて初めて気づいたのです。 工期の余裕がないとはいえ、施工の計画図面を見て難しいと感じていたのも事実、 「対象」を捉えきれないまま着手しようとしてしまいました。
  まだまだです。 しかし、以前は技術や知識のないと悩んでいましたが、 「対象」を丁寧に調べていけばわかってくるという自信にもなりました。

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