参加リポート/現場から

周りからどう見られるか、どうしても気になる

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松永祐司  三井造船特機エンジニアリング 機械設計部 課長補佐  〔第514回/2018年9月会期「リーダー参加」〕  NO.1452

  指示はいけないと頭でわかっていても、実際の場面を想像してみて、すすめかたを直接聞かれたらどう応えればよいかわかりません。 それでも 「常に考えさせるようにする」 「いつもボールをメンバーに持たせる」という回答を聞いて、少し気が楽になりました。
  今まで考えていたのは自分がボールをどう投げればメンバーはより良い方向に向かっていくかでした。 しかも「より良い」というのは自分が良いと思う姿に近づくように。 S-20の仕組みをよく知らない私がそう考えていたのです。 「あなたは部下に教えられるの?」の問いが突き刺さりました。
  職場でさっそく、 「どう考えているの?」から始めました。
  部下たちはけっしてその先を考えていなかったわけではない。 私が先に言ってしまっていたから何も言わなかったことがよくわかりました。 考えを求めると、比較的すぐに 「こういうふうに」と返ってきました。 「じゃ、それでいってみたら」とすすむようになってきました。
  その一方で、本人が気づいていないことをどうすればよいかに悩んでいます。 設計には必ず押さえてほしいことがあり、その一つは誰が見ても同じ解釈になる図面にしなければいけないことです。 見た人によって異なる受け取りかたになる怖れを感じる図面を前にして、そのまま伝えるべきか、彼らに自分で気づかせるにはどうしたらよいかに悩んでいます。
  職場ではまだ 「脱『三逆リーダー』」が浸透していません。 そんな中で、自分一人が指示や教えることを止めようとすることが、周りの人たちからどのように見られるかが、どうしても気になってしまいます。 しかし、部下たちが自ら考え動くようになってよい仕事に繋がり、この職場が今よりも元気になっていけば、次第に周りもわかってくれると信じています。

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脱・「三逆リーダー」
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