安全と２Ｓが職場で結びついてきつつある

「いいな」と思われたら押してください。

　 本気になるかどうかは本人次第、各自が興味を持ち、そうしなければと一人ひとりが感じなければ続いていかない。 組革研でそう実感し、職場の安全問題を本人の問題にすると１年まえに決意しました。
　 職場に戻って始めたのは、安全について各自がどのように認識しているかを明らかにすることでした。 工場内に潜んでいる危険について製造現場の全員に個で書き出してもらい、 「一覧一望」しました。 すると、一人ひとりの受けとめかたは異なり、中には危険を危険と意識していない人もいました。
　 安全へのさらなる意識強化を目的として、それ以降、各人がどのように取り組むかを宣言してもらったり、安全理解度をテストしてみたりという活動をくり返しています。 それらによって、以前と比べれば格段に意識が高くなってきたように感じました。
　 私が活動の中心として取り組んだのは２Ｓです。 ２Ｓはふだんの仕事のすすめかたの基本でもあり、これを徹底できるようになれば必ず安全活動にも繋がっていくと確信していたからです。
　 ところが最近、身の回りの現場を見た時に違和感を覚えるようになりました。 各自の安全への意識は変わり、やるべきことはやっているものの、どこか形だけに止まってはいないかと感じるようになったのです。
　 改めて一人ひとりと面談しようと決意し、それ以降、２Ｓをどう取り組んでいったらよいかという相談をくり返しています。 彼らももう一度２Ｓについて考えるようになって、次第に現状で満足してはいけないと、取り組みかたが再び変わってきています。
　 安全と２Ｓが少しずつ職場で結びついてきつつあると感じています。 今後は、一人ひとりの本気をさらに５Ｓ３Ｔへと拡げていきたいと思っています。