参加リポート/現場から

彼らの悩みが出てくる職場にしていきたい

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木村弘志  JMUシステムズ ソリューションサポート部  〔第514回/2018年9月会期参加〕  NO.1432

  4月から新たな部署になりました。 今後の私の仕事は、お客様の要求をうかがい、それをシステム化すべく企画・立案・実施するという業務です。 その企画・立案の承認が通ると、システム構築に移ります。 これまでとは、勝手が異なる場面がいくつもあり戸惑いました。
  部下にどう仕事を振っていったらよいかにも悩んでいました。 見ていると疑問点があるはずなのに表に出さず、あまり調べようとしません。 細かく言わなければ動けないと思っていました。
  異動して半年後、組革研に参加しました。 そこではとにかくわからないことを数多く書くよう求められました。 そして 「対象」を明らかにする課題に取り組むうちに、最初は妥協して終わらせようと考えていたのに、何とか自分で仕組みを捉えたいと粘って考えるようになっていたことに驚きました。
  同時に、自分が過去の知識からだけで答えを見つけようとし、部下たちを自分が決めた筋書きどおりに動かそうとしていたことがわかりました。
  職場に戻ってから、まず自身の業務の中では 「対象」という言葉を自分に問いかけ、意識が逸れないように努力しています。
  以前より、わからないことがむしろ増えたように思います。 それを解消しようとするせいか、他の人たちの話に、より耳を傾けるようにもなったと思っています。 自分の動きが軽くなったとも感じています。
  また部下へは、最初に課題や内容を提示した後でどうすすめていくかについては言わないようにしました。 しばらく時間をおいてから気になった時だけ、どうすすめているかを聞くようにしています。
  「どうなっているの?」という発言が増えてきました。 また、「〇日までだよな」と言いながら、できていない状況に焦っています。 今後はさらに彼ら自身で悩んでいる言葉が出てくる活発な職場にしていきたいと思います。

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