参加リポート/現場から

組革研後、海外出張を自ら志願した

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水谷佑樹  リコー 機能材料開発センター 第一開発室  〔第512回/2018年6月会期参加〕  NO.1429

1429mizutaniHP.jpg  社内のネットワークシステムが新たなものに移行することになり、その途中で小さなトラブルが何度か起こりました。 すると、いつもなぜか自分に声がかかって対応を頼まれます。 頼まれることは嫌ではありませんが、いつしか自分の担当開発に割ける時間が半分以下になっていました。
  その状況で取り組んでいる自分の担当職務の中で手戻りも増えていました。 求められている7割もできていない、自分でもそう感じていました。 この状況をどうしたらよいか悩んでいた頃、組革研に参加しました。
  「対象を明らかにする」に専念した組革研で驚くことが起こりました。 上期S-20ではまったくわからなかったのに、下期は現場からこま図が浮かび上がってくると感じられるほど、現場とこま図が一致したのです。
  「対象」の大事さを痛感し、これまで手戻りが多かった理由もわかりました。 そして改めて職場をふり返ってみると、ユーザーや後工程という自分にとっての 「対象」を知ろうとしないまま取り組んできたことに気づきました。 自分が開発したものがどう使われているか意識していなかったのです。
  職場に戻り、組革研まえに声をかけていただいていた海外出張を自ら志願しました。 その現場は自分が開発している製品の後工程でもあり、実機を見られるところだったからです。
  実際に行ってみると、開発側とお客様側の視点の違いに気づきました。 開発途上でチェックしていなかった箇所や実験の最中に気にしていなかった点が、むしろ重要視されていたのです。 非常に勉強になりました。
  「対象」の大切さを知ってから改めて痛感しているのは、自分自身の思い込みの強さです。 これについては指摘してくれる人が常に近くにいるわけではありません。 自分自身で意識して闘っていくしかないと思っています。

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