参加リポート/現場から

アクションプランを改めて見直させた

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常見 孝  昭和飛行機工業 輸送・機器事業部 営業部 課長  〔第512回/2018年6月会期参加〕  NO.1422

1422tsunemiHP.jpg  弊社で用いている蜂の巣状のハニカム構造には、軽量、高剛性という特長があり、航空宇宙関連製品や建材などさまざまな製品を製造しています。 その中で、営業を担当する私の部署で扱っているのはシェルターです。
  その中に収める通信機器のメーカーやユーザーである防衛省が私たちにとってのお客様になりますが、一つの案件が成立すれば、取引が約10年先まで継続し、それによって一定の売上げがキープできます。 しかし、4年後には、現在の売上げの1/3を占めている取引の終了が決まっており、それに代わる新規案件を受注する必要がありますが、未だに新規案件を受注できる目途が立っておりません。
  現状への危機感が部下たちに感じられない、それが組革研に参加した頃の最も大きな悩みでした。
  ところが組革研でわかったのは、その問題を生み出したのは私自身だということでした。 「部下を道具として」と聞いた途端、細かく指示し、彼らに考えさせることなく思いどおりに動かそうとしていたことに気づいたのです。
  職場に戻り、4月に立てたアクションプランを改めて見直させました。 絶対に私が決めない、本人に考えさせると強く意識し、具体的な内容を彼らに求めました。 そして毎月末に報告会を開くことにしました。
  彼らが考えた内容をもとに活動が始まりましたが、先月末の報告会では際立った変化には至っていませんでした。 目先の仕事をこなすことに時間を割かれ、なかなかすすまないようです。
  私自身も部下を道具にしていないと言い切れる自信はまだありません。 ただ組革研以降、いつも意識し続けています。 また、口を出さずに離れて様子を見るようになってから、状況が掴みづらくなったと感じて悩んでいます。

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