参加リポート/現場から

現場の状況を把握することを大事にしている

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山口浩一郎  マツダ 車両開発推進部 副主査  〔第513回/2018年7月会期参加〕NO.1414

  見ず知らずのメンバーと、何をすればよいかわからない仕事に取組むことから組革研が始まりました。
  しかし、「他の人たちがやっているのでしかたなくやる」から始まった2日目の現場調査は、「やるしかない」に途中で変わり、さらに、同じチームメンバーが黙々とメジャーを這わせている姿を見て、「真摯にやる」に変わっていきました。
  現場を通じてメンバーと思いがつながり同士になれた体験を経て、真っ先に職場で始めなければいけないと思ったのは、現場を元にした状況の共有化と、メンバーの仕事を自分事として取り組ませることでした。
  職場でこれまで不都合が起こったり結果が出なかったりした場面、そして業務がスタックしてしまった過去を思い返しました。 すると、実際の現場の状況からではなく、言葉でのやりとりが多かったと気づきました。 組革研後は、部下たちと現場に同行して、起こっていることを把握することを大事にしています。
  さっそくメンバーの一人が、私の姿勢がこれまでと違うことに反応を示し、それに何とか応えようと動き始めてくれました。 今までは何か仕事を任せても受動的な態度だったのですが、最近は状況を理解し素直に受け止め、やり始めると 「こういう考え方でいいでしょうか」と自分の考えを出してくるようになったのです。
  現在、数年来取り組んでいた開発課題が佳境を迎え、これまでにない多忙な時期を迎えています。 その中で10名のメンバー全員が厳しい納期を乗り切るためには、私が 「三逆リーダー」にならぬよう徹底して、もっと彼らの仕事を自分事化させるように迫らなければいけないと思っています。

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脱・「三逆リーダー」
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