参加リポート/現場から

個々の力を私自身が萎ませている

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倉橋 聡  九州セキスイハイム工業 技術部長  〔第425回/2008年5月会期「リーダー参加」〕  NO.1339

1339kurahashiHP.jpg  メンバーは指示待ちになってしまっていました。 もともと短い納期なのにさらに時間短縮が要求されます。 目のまえの生産をこなしていくため、すすめかたまで指示しなくてはいけなくなる。 でなければ追い付かないから。 でも、それによってさらにメンバーが指示を待つことになる。
  残業も許される範囲内でどうにかこうにかやり繰りしています。 製造部班長以上の職責者は、毎日製造工程の終了後に書類作成に追われています。
  その流れをどこかで断ち切らないといけないとはわかっています。 でもできない。 悪循環。 自分のマネジメントの力不足を痛感させられています。
  製造部門を支えていくのが工場スタッフです。 現場に寄り添い、できてない、だめだと現場に指摘をするのが彼らのすべき仕事ではなく、不具合を作らせない活動を見つけていくのが本来の仕事です。 これが私の思い描くスタッフの理想の姿です。
  先日、社長へ、期末の反省と来季の展望を話し合う社長ヒアリング会の資料作成を課長の一人が担当しました。 工場長方針が示された後で作ってきたものの資料の完成度は低く、工場長から却下されました。
  課長は、 「これ以上できない。研修があるから修正もできない」。 弱音を吐く彼に、とうとう我慢できなくなり、思わず、 「課長ができないと言えるのか!」 「手を抜くな!」と怒鳴ってしまいました。
  2日後、出張から戻った私の席に資料が置かれていました。 彼が作り直した資料です。 それは最初に受け取ったものとは別物でした。
  今回のように、短期的に個々の力の素晴らしさを垣間見られることはありますが、すぐに萎んでしまっているのが実態です。 いや、 「萎んでしまう」は逃げの表現でした。 向き合う覚悟を持てない私自身が萎ませているのです。

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