参加リポート/現場から

口出しが本当によくないと改めて思い知らされた

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「いいな」と思われたら押してください。

佐々木 康  旭化成ファーマ 富士医薬工場 製造課 係長  〔第503回/2017年5月会期参加〕  NO.1326

  「これまでの実績」という言葉をよく耳にする職場でした。 トラブルが再発しても前例から考え、原因究明のための調査や実験では落としどころを見つけようとする、そんなやりかたでは再発リスクを抱えたまま。
  この体質を変えようと部下たちに多くの指示を出しました。 しかし彼らは理解を示すものの従来のやりかたを否定されて硬直してしまったのです。 すると私はさらに口を出す、そうしないと業務が止まってしまうからです。
  それが一年ほど続いた頃、組革研に参加しました。 「対象を明らかにする」ことについて認識を改め、指示していたことを猛省しました。
  その後も問題解決に向けて 「対処療法でいいのか」とメンバーに問いつづけましたが、自らには 「けっして指示はしない」と言い聞かせました。 思わず自分の案を言ってしまった時には 「それは例え。現場現物を常に見ている君たちのほうがもっといい案を出せるはず」と一言添えました。 個全システムもトライしました。 数か月もすると彼らに変化がみられました。
  それは相談回数が増えたことですが、 「どうしたらいいか」と答えを求めるものではなく、 「こんな実験をやってみようと思う」と自らの考えを言い始めることが増えてきたのです。 ミーティングでも私の顔色を伺いながら言うことが少なくなり、彼らどうしで意見を言い合う場面を多く目にするようになりました。 自分事として 「対象」に向き合い始めた証拠だと思います。
  さらに私は、問題解決テーマの納期についても彼ら自身の問題にさせたいと思い、進捗の見える化を彼らに提案しました。 しかしながらルーチンワークが多忙になるとこれらの進捗は滞り、見える化は無意味なものになってしまいました。 自発的に始めたのではなく私にやらされたためだからではないかと思っています。 口出しは本当によくないと改めて思い知らされました。

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