「対象」に的を絞ってすすんでいきたい

「いいな」と思われたら押してください。

　 上期 「Ｓ－２０」で誰もいないＶＩＰに取り残され、ずっと一人で立ち尽くしました。
　 その時の惨めな思いを挽回しようと課題に取り組みましたが、懸命になればなるほど対応ばかりが頭に浮かんできてしまうのです。 実行場面でうまくいくにはどうしたらよいかという思いから頭が離れず、 「対象」を素直に見られない自分をいやというほど思い知らされました。
　 しかし、これが最後と思って現場に向かった２日目の深夜、Ｍタイプの仕組みがふと思いつき、調べ歩きながらそれが次第に確信に変わっていった時のゾクゾク感、たまりませんでした。 結果として下期に金券総取り、ゴールで目に映ったリーダーの満面の笑顔も忘れられません。
　 私はコンテナターミナルの制御システムの開発に携わっています。
　 来る４月に大規模な組織改編があり、職場ぐるみの転勤が予定されています。 部下も私のもとから全員離れることが決まっており、彼らの業務をどう引き継げばよいか、この先どうすればうまくすすめていけるかに悩んでいた最中の組革研参加でした。
　 職場でも対策を先に考えていたと気づき、 「対象」からやり直そうと思いました。 すると、以前から解決できていなかったある開発テーマの道筋がすーっと見えてきたのです。 この閃きをもとに検証を重ねた結果、解決することができました。
　 先日、期待した結果が出ないと部下から相談されました。 その状態をまず調べるべきと、彼にも 「対象」を意識するよう仕向けています。
　 技術開発では 「ここまででよし」は絶対ありえません。 残り３か月間、 「対象を明らかにする」ことに的を絞ってすすんでいきたいと思っています。