「一覧一望」して故障低減の課題に向き合わせる

「いいな」と思われたら押してください。

　 職場で私は設備故障の低減活動に取り組んでいます。
　 安定稼働は工務課にとって長年の課題ですが、実際には故障がなかなか減っておりません。 小さなトラブルに安易に対処したことによって、いずれ大きな故障に繋がってしまうことを防ぐため、どんな小さな故障や出来事であっても、そのつど原因分析を最も大事に考えて再発防止に取り組んできたつもりでした。
　 しかしこれまでのそのやりかたは、設備という 「対象」を捉え切ろうとしたものではなく、過去の事例や思い込みから判断した対策だったことが組革研に参加してわかりました。
　 しかもその対策は、ほとんど私が考えてメンバーに指示して取り組ませてきたもの。 組革研でいただいた 「３逆リーダー図」を見た瞬間、私が全く同じ行動をとっていたことに気づきました。
　 昨年まで一つの班を担当していた私は、今年から８班全体の保全活動を見ることになりました。 一つの班だけの過去の経験や思い込みをはずして各班全体を客観的に見ようと心がけています。
　 「対象」を意識しながら各班の故障低減活動への取組みを見ていると、次第にしっかりとした分析に基づいてそれぞれがすすめているか疑問を感じることが多くなってきました。
　 「一覧一望」しようと決意しました。 メンバーが設備や故障そのものの中からわからないことを書き出し、 「一覧一望」して、彼ら自身に故障低減の課題に向き合わせようと思っています。
　 全ての班同時にすすめるのは難しいというのが現状ですが、１班だけでも先にすすめて、他に横展開していこうと考えています。