参加リポート/現場から

私やサブリーダーがどうしたらよいのか

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小林知樹  三井造船 第二設計部 課長補佐  〔第505回/2017年7月会期参加〕  NO.1200

  組革研ではリーダーから指示しないと宣言され、私たち10人のメンバーが自ら考えて 「S-20」に取り組まざるを得ませんでした。
  その後で聞いた 「リード」という言葉、それが 「部下が本来持っているやる気を引き出すこと」だと知って、それまでの自らの体験をふり返って得心したと同時に驚きました。 これまで私が職場でやっていたこととは全く逆のすすめかただったからです。
  現在、あるプロジェクトのリーダーを務めています。 予定された人数に足らず経験を積んだ人も少なかったため、私が何とかしなければと思い、毎週開かれていたミーティングでは私が一方的に話していました。
  また作業マニュアルも私が作ってメンバーに渡していました。 リーダーがマニュアルを作るという考えが職場では当りまえ、できるまで作業はストップしてしまいます。 とにかくやることが多すぎて大変でした。
  組革研でそれらが間違っていたと気づいた私は、目的や納期をミーティングで明らかにした後は、作業指示を一切止めました。 ミーティング自体もメンバーから質問を出させ、状況をお互いに伝え合う場にしました。
  私のすぐ下にいるサブリーダーは指示がなくなってから明らかに変わりました。 相談しながらスケデュールを立て、メンバーに担当を振り分けすすめるようになったのです。 私は一切介在していません。
  しかしまだその下のメンバーからはほとんど発言がありません。 サブリーダーが私に代わってすすめているだけだからだと感じています。
  彼らがもっと自主的に動くためには私やサブリーダーがどうしたらよいのか。 もっと責任のある仕事を思い切って任せるべきなのだろうか? 組革研でのリーダーの動きを思い出しながら、どうすべきか、いま悩んでいます。

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脱・「三逆リーダー」
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