参加リポート/現場から

思いどおりに彼らを動かすことだけは絶対にやらない

投票する

「いいな」と思われたら押してください。

松山則昭  三井造船特機エンジニアリング 機械設計部 課長補佐  〔第497回/2016年7月会期参加〕  NO.1180

  昨年参加した組革研後、職場で踏み出す一歩目として、手抜きをしない、全力で取り組むという二つを自分に課しました。 わからないことをそのままにせず、できる限り 「対象」に近づこうと考えると、次第に自ら考えた案の長所や欠点が素直に受け止められるようになってきました。
  私の一歩目は手抜きからの脱出。 まず自分自身の仕事への向き合いかたを変えなければという発想からです。組革研で私が気づかされたことはもう一つ、部下への指示を止めることでした。
  「ロボット症」の話を聞きながら我が身をふり返ってみると、結果を早く出そう、自分の考えている形に近づけようと、自分の都合で指示を出していた場面がいくつも思い浮かんできたからです。
  部下たちも受け身になっていました。 おそらく指示されたことをしていれば特に問題ないと感じていたのだと思います。 そういう状態を自分がつくっておきながら、依頼したことしかしない、提案が少ないと勝手に私は思い、彼らに不満を感じていました。
  指示を止めることにしました。 と言っても全てを止めることはできず、必要だと自分で思う指示以外はできる限り止めるというレベルです。 それでも自分の考えた案を押し付けよう、思いどおりに彼らを動かそうとすることだけは絶対やらないと決意しました。
  まだまだ変化は小さく、忙しくなった途端に安易な結論で済ませようとする場面もあり、もう一度考えろと私がダメ出しすることも無くなりません。 それでも彼らの発言が増え、自分たちだけで解決する姿が見られるようになってきたことは事実です。 自分自身で考え動くことが当りまえ、その上でお互いの考えをぶつけ合う職場を目指して、続けていきます。

只今、サイトの更新を一時停止しております。
改めて更新を再開する予定ですので、少々お待ち下さいませ。
どうぞ宜しくお願い致します。

脱・「三逆リーダー」
新着 記事・お知らせ
  • 2022.11.15        

    日本人の「人間力」を薄っぺらにしてきた幾年
          ――...

  • 2022.06.28        

    「心の報酬」ぞ、如何に
     ――「新資本主義」に問う(2)...

  • 2022.06.02        

    「道具力」の再構築に終わってしまわないか
     ――「新資本主義」に問う(1)...

  • 2022.05.31        

    組織革新研究会の7月会期での感染症対策...

  • 2021.12.02        

    『あなたの会社はなぜ「メンタル不調」者を量産してるの』発刊記念講演会が開催されま...

  • 組革研アーカイブ
パンフレット・発行物のご案内
  • 対談 あなたの会社はなぜ『メンタル不調』者を量産してるの

    著者:藤田英夫・𠮷野 聡 発行:シンポジオン 発売:三省堂書店/創英社


  • 脱「三逆リーダー」

    藤田 英夫 (著) 発行:ダイヤモンド社 発売:ダイヤモンド社


  • 「個全システム」によるミーティング革新

    藤田 英夫 (著) 発行:ダイヤモンド社 発売:ダイヤモンド社


  • 不感症体質に挑む「人間力」全員経営

    藤田 英夫 (編) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 経営の創造

    藤田 英夫 (編) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 第3の組織論

    小林 茂 (著) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 人間力をフリーズさせているものの正体

    藤田 英夫 (著) 発行:シンポジオン 発売:創英社/三省堂書店


  • 人間力―そこにどう火を点けるか

    藤田 英夫 (著) NTT出版


  • 人を人として―指示待ち人間を目覚めさせるもの

    藤田 英夫 (著) PHP研究所


  • 「状況」が人を動かす―管理からリードへ

    藤田 英夫 (著) 毎日新聞社


ページの先頭へ

組織革新研究会について

組織革新研究会の5日間