プレゼンするメンバーから強い意気込みを感じた

「いいな」と思われたら押してください。

　
メンバーがいきいき取り組む職場にするにはどうすればよいかに悩んでいました。 彼らに細く指示すれば変わるのか、それとも任せたほうがよいのか。 そんな中、組革研に参加しました。
　 その初日、無茶ぶりにしか思えないほど高かった 「わからないこと」の目標を、３度目の挑戦で何とか達成しました。 無理ではなかったのです。 その後も私たちメンバーだけで予定を組立て、すすめていきました。
　 そして、自分の体験を経たうえでうかがった 「人を道具にしている」という言葉は胸に刺さりました。 家庭では我が子にあれはダメ、これもダメと動きを決めつけ、職場でも本人の自主性を尊重すると言っておきながら、アドバイスという名目で、今までの営業のやりかたを伝えていた場面が次つぎと思い浮かんできたのです。
　 職場に戻った私はまず、メンバーにしっかり向き合うと決意しました。 さらに 「対象は何か」を意識するように伝え、 「チャレンジしろ」と言って、立ち止まらずに踏み出せと迫りました。 無茶な目標でも懸命にやれば無理ではなかったと、自ら体験したからです。
　 しばらくすると、メンバーの一人がある企画を提案してきました。 今までは店舗に無理をお願いするしかなく、反発を恐れて事前に取止めていたものでした。 しかし彼の提案には、店舗にとっても利点になる要素が充分に盛り込まれています。 目を輝かせながらプレゼンするメンバーから、強い意気込みを感じました。
　 それ以降、職場ではメンバーどうしの会話がどんどん増えてきています。 過去に囚われず、いきいきと取り組みはじめた彼らを見て、この部署が計り知れないほどの組織力になっていくことを確信しています。